このエントリーをはてなブックマークに追加
ラベル 文化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 文化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012/08/01

オーストラリア第一週目:ホステルでの日々

オーストラリアでの最初の一週間は忙しかったけど、楽しい時間も多くあった。ホステルで友達ができるなんてまったく期待してなかったけど、ラッキーなことに日本人の女性を見つけ、彼女をきっかけに外国の友達をつくることができた。バックパッカーはやはり人種のるつぼといった感じで、俺が滞在中に見ただけでも、イギリス、カナダ、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランス、パプアニューギニア、韓国、中国、台湾と世界中から多くの人種が集まっていた。俺が特に仲良くなれたのはフランス人。リュック一つで世界中を旅する人々が滞在するバックパッカーは毎日出入りが激しいからなかなか多くの時間を共に過ごすのは難しいだろうと思ってたのだけど、彼らが長く滞在していたおかげで(まだ残っている人もいる)仲良くなることができた。

新しい物事や人々との出会いは自分にはない考え方やアイディアをくれるからいつも新鮮で楽しい。異国の地で異国の人々と交わす会話は偏見や固定概念にとらわれずに物事を考えることの大切さを教えてくれる。生まれてこのかたずーっと日本にいたから、自分の思考回路や価値観が凝り固まっていることに気づかされることがこれから沢山あるんだろうなー。彼らの質問を受けて日本についてまったく知らないことに気づかされたり(わかってたことだけど)。そしてそういう質問をされると、俺は日本人として見られていて、そして今外国にいるんだなーと気づかされる。この感覚は大学進学のために地元沖縄を離れ内地(本土)に上京した際、周囲のないちゃー(沖縄出身者以外の日本人)たちに色々な質問をされた時のそれに凄く近い。あいつら「沖縄ってカラオケあるの?」「パスポート必要なんでしょ?」とか平気で聞いてきやがるからな・・・。田舎者丸出しだった大学一年生の頃は本当に周囲の先輩や同級生にこんな質問をされてました。マジで。しかも冗談には聞こえないトーンで聞いてくるんです・・・w お前らいい加減にしろ!と内地で暮らす沖縄人は思ってますよ。・・・このブログの読者の大半を占めるであろうないちゃーに若干喧嘩を売るような書き方をした気がするけど知りませんw
まぁとにかく、ここで友達が作れてラッキーでした。周囲を眺めるとやっぱり同じ人種同士集まるみたいなので、こうしてフランス人と仲良くなれてよかった。
そして、ホステル滞在中に学んだある意味大事なことは、外国人連中の寿司への愛w寿司が外国で人気なのは誰でも知ってるはずだけど、まさかここまで好きだとは思いも寄りませんでした。街にも持ち帰り専門の寿司屋がたくさんある。しかもそこに列作って並んでやがる。どんだけ好きやねん。多分日本人以上に好きです。外国人のこの寿司好きは日本にいたら知れなかったことだと思うw 地味に重要なことを学びました。内地に出たことで地元沖縄を客観視できたけど、やっぱり外国に出ないと日本のことはわからないね。
この日は日本人女性の提案で巻き寿司パーティーをしたのだけど、彼らは食べるのにも増して巻く方をエンジョイ。一人一本以上巻いてます。こんなに巻いて誰が食うねん。日本だと寿司は寿司屋で食べるのが普通だから、巻き方を教えるのに苦労したなぁ。
寿司カルチャーとグローバリゼーションについて説明中

ていうか俺も初めて巻いたわ!

包丁がうまく切れない。 
初心者にありがち:欲張りすぎて食材がはみ出る




そして折り紙!折り紙には絶対に食いつくだろうと思い日本から持ってきていたのだ。
しかしまさか2時間以上も引っ張れるとは思わなかったわ・・・。


日本はどこもかしこもアルファベットだらけで何となくアメリカの価値観に洗脳されてる気がするから、こうして非英語圏の人たちと交流できるのは本当に嬉しい。彼らが何をどんな風に考えているのかを知るのはとても大事だと思う。イスラエル人とかとも話してみたいなー。しかし彼らはフランスとフランス人が嫌いだとしきりに言ってくるせいで俺の中のフランスの華やかなイメージがどんどん崩れていくw 俺が地元を離れて内地で過ごしたことで地元や沖縄人の考え方に疑問を持つようになったのと同じように、彼らも母国を離れていろんな人と交流する過程で見えるようになった部分があるのかもしれない。

日本の女の子の写真のマネをするロビン(右端)
この日は美味しいお寿司を食べたわけだけど、普段は質素な食事をとってます。外食はべらぼうに高いので自炊をしようと頑張っているのだけど、なにせ今まで全く料理をしてこなかったもんで毎日悪戦苦闘です。調理と言えば、①ボタンを押す ②お湯を注ぐ の二つしかアビリティをマスターしていなかったので、「オーストラリアにいる間に料理のできる漢になったるわい!」と、これも自分を磨くチャレンジ花婿修行のつもりで頑張ってます。


ホステルに滞在していた間は毎日3食パスタw 大学時代からSkypeでやりとりをしているロシア人の友達にこれを話したら、わざわざ俺のためにレシピを作りメールで送ってくれた!おかげで茹でたパスタにトマトソースをかけるだけの地味な料理だけでなく、ヒレ肉とマッシュルームとミルクを使った美味しいパスタも調理できました(結局パスタかい)。まぁ料理できない男はパスタっていうか麺を食べるしかないよね・・・。
彼女が美味しいパスタのレシピをくれなかったら毎日トマトソースのパスタを食べてました。しばらくパスタはいいかな。

今の家に移ってからは、毎日ジャガイモ!w
ポテトロスティという料理のレシピに挑戦してるんだけど、何回やっても同じように作れない笑 でも味は美味いよ!
サーモンを切らした後はひたすらジャガイモを炒めて食べてます。

3日前の朝食。
なかなかいいダイエットになってる気が!!お菓子もあんま食べてないし。果たして帰国時の俺の体重と見た目はどうなっているのか・・・!?
このブログでは料理の写真もアップしていきたいなー。誰か簡単に安く作れるレシピがあったら教えてください!

ではまた!じゃあの!!

2012/07/12

滞在10日目だが外国にいる気が全くしない件

こっちに移って10日余りが経った。2日に入国して、国内線に乗り換えブリスベン入りしたのが3日。到着直後からしばらくは結構バタバタして焦っていた。
というのも、日本では3日~7日の5日間のみしかホステルの予約をとらずに入国していたため、その間に新居を探す必要があったのだ。当初は語学学校の提供するホームステイを利用しようと思っていたのだけど、高すぎて断念(一ヶ月に10万円も取られる!)。「普通の人には絶対にオススメしないけど、証さんなら『多分』大丈夫」という日本ワーキングホリデー協会の担当者からのアドバイスに賭けて入国していたのだった。9日から語学学校での2ヶ月間の授業が始まることになっていたから、つい最近まで「学校が始まるまでに家を探さないと・・・」と結構ヒヤヒヤしながらホステルで過ごしてました。

結果的には、市街地から徒歩30分圏内の場所にいい物件を見つけることができました。今はコロンビア人2人、フランス人1人、中国人1人と韓国人1人の計5人と共同生活を送ってます。この家で過ごすのは今日で5日目かな。この記事も今その家で書いてます。

語学学校での生活も今日で4日目を迎え、だんだん生活リズムが落ち着いてきたのだけど・・・全く外国にいる気がしない!!ちょっとショック。なーんか、関東から車で数時間程度離れた日本国内の別の場所で過ごしてるような気がするんだよねえ・・・。沖縄の米軍基地の中で生活してるかのような。イマイチ刺激を感じない。なぜなんだろーか。もしかしたら、関東と変わらないぐらい発展した都会に身を置いているからかもしれないなぁ。ブリスベンの市街地は東京と変わらないぐらい発展していて、何でも揃ってる。・・・入国した初日から「何コレヤベー!!!!」っていう衝撃を1メートル毎に受けるのを期待してたんだけど>< 

外国っぽさを感じる建物は沢山あるんだけどねえ・・・。
ブリスベンの市街地


 もちろん、面白いなーと感じることもいくつかありましたよ。例えば・・・

横断歩道の注意書きの歩行者がやたらマッチョなオージーだったり。オージーは骨太すなぁ。ハルクかお前ら。


やたら肩身の狭そうなエレベーターの男性。
そして「Lift」の文字。入国して最初に触れたブリティッシュイングリッシュ!国内線のターミナルでこれを発見した時には「もうオーストラリアにいるんだなー」と感じました。 


面白かったのが、スーパーのバナナにプロテクターが装着されてたことw
先端についてる赤いやつがプロテクター。薄いゴムだった。 


そして天気予報がやたらカッコいいね!


ここ数日のブリスベンは雨続きです。
6つの州と1つの島を領土に持つオーストラリアの天気予報では、最初に州ごとの細かい天気を見ていって、最後にオーストラリア全体のその日の天気を確認します。 

そうそう、ちょっと意外でびっくりしたのが、想像していた以上に自分の英語が通じる&相手の英語が理解できるということ。入国する前は自分の英語は全くダメダメでなーんも通じない上に相手の英語も全く聞き取れないだろうなーと思ってただけにちょびっとびっくりした。・・・まぁ、これだけ長いこと英語勉強してて全く通じなかったら通訳とか言ってる場合じゃないだろって感じなんだけど。日本でしか勉強してなかったからコミュニケーションに苦労するだろうと思ってた。けど、銀行の口座開設もスムーズにできたし、英語が通じる国であればとりあえず住む分にはどこに行っても苦労しないレベルの英語力が今の自分には備わっているだな、という客観的な感触を得ることができました。もしかしたら、これこそがまさに「外国にいる感」を得られない原因なのかも。これについてはもっと色んな場所に行ってみないとわからんなー。ド田舎に行って方言バリバリのオージー英語を聞いたら外国感を感じるかも。入国10日目にして既に若干退屈気味なのでどこかブリスベンの面白い場所を知ってたらコメントで教えてくださいw

今日のところはここまで!次回はホステルでできた友達との写真でも貼ります。ネタは色々あるからちょこちょこ書いていくようにします。日本では見られないものを発見するたびに写真を撮ってるしね。今後しばらくは今日の記事のような「ちょっとしたカルチャーショック」を紹介していく感じになるかも。せっかく人生初の海外生活を送ってるんだから、普段から目を尖らせて些細なことにも気づけるようにして、そこから何かを感じ取ったり考えたりすることができたらいいな~と思ってます。 じゃあの!

ShareThis