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2013/09/15

まさかこんなものが日本特有の文化だったなんて・・・

先日、台湾人の友人に電気あんまをしたのですが(何歳だお前は)、なんと、やる前に説明をしても全く伝わらなかった。「ほら、小学校の頃に教室の後ろのほうで男子がふざけてやってただろ!」と説明しても伝わらず。実際にやってみせたのだが、そんな遊び知らんという。で、気になってWikipediaのページを参照してみると日本特有の遊びであることが発覚!知らなかった・・・!!
電気あんま(でんきあんま)とは二人で行う日本特有[要出典]の遊びであり、一方がもう一方の股間に足を入れぐいぐいと揺らすものである。行う際に足を入れる側がもう一方の両足を掴んでよりしっかりと股間に足をあてがうことが多い。
でもwikipediaにそう書いてあるだけだし、その根拠を示す資料も提出されていない。本当に日本特有の遊びなのか謎である。ということでググってみたところ・・・スラング辞典Urban Dictionary.comで電気あんまの項目を発見!英語では"motorcycle"と表現するようだ。この項目の7番目の定義に目を通してみると・・・。
the act of grabbing the legs of a person like a handle on the motorcyle. and putting the foot on the crotch of that person shaking your leg violently. this will cause soreness of the testicles which will last for at least 2 days
「一人の両脚をバイクのハンドルのように抱え、その間からその人物の股間部に当てた足を乱暴に揺する行為。睾丸部に2日は引かない痛みを引き起こす。」と書いてある。海外の電気あんまはかなりハードコアな遊びのようである。

そんなエクストリームスポーツ化しそうな海外の電気あんまの映像がこちら。海外の電気あんま師たちの間では複数プレイが定番のようですね。さすがエクストリーム。


こういう日常的なところに潜む異文化ってなかなか気づきにくいですね。気づけて良かった。いや、でもタイトルと記事の最終的な内容が一致してないなwまぁいいや。

2013/08/18

俺たちのジャッキー・チェンは嫌われ者だった

日本男児なら誰もが好きな(だよね?)ジャッキー・チェン。オーストラリアに滞在していると、初対面の香港人や台湾人から「日本のアニメ好きだぜ!◯◯面白いよね~」と言ってもらうことがよくあるのだが、それと同じノリで俺もジャッキー・チェンの話をすることがある。2年ほど前には関東と関西でジャッキー・チェンの主演100作品突破記念とキャリア50年を記念した「大成龍祭」というイベントが開催され、六本木のTOHOシネマズでは約3ヶ月の期間に渡って、毎週日曜に過去のジャッキー作品を1000円というお手頃な値段で上映していた。ジャッキー映画といえば、子供の頃に日曜洋画劇場で「ポリス・ストーリー」や「シティハンター」を見たのを覚えているが、このイベントで鑑賞した殆どの作品、たとえば「ヤング・マスター」や「サンダーアーム」といった名作や、特に「笑拳」をはじめとする「拳」シリーズのほとんどの作品は見たことがなかった。中には当時日本では公開されなかった作品もあり、本邦初公開として上映された。昔からのジャッキーファンにとっても良いイベントだったと思う。俺はジャッキー好きの友人と毎週足を運んだのだが、日曜日の19時上映開始という遅めの時間にもかかわらず、毎回そこそこの集客数だった。

最近だと、キリンビール「のどごし生」の一般人の夢を叶えるCM企画にオーディションで選ばれたサラリーマン男性がジャッキー・チェンとのCM出演を果たし、そのCMとメイキング映像が感動的だと大きな話題になった。





多くの日本人(特に男性)にとってジャッキー・チェンはやっぱりレジェンド的存在なので、こっちで出会う香港人や台湾人に「俺はジャッキーが好きだぜ!」と相手の文化の偉人を褒めてあげるようにしているのだが、どういうわけかジャッキー・チェンが好きだという香港人や台湾人に出会ったことが一度もない。この話をした人はみんなジャッキーが嫌いだという。

ジャッキー・チェンは昔は人気があったそうだが、今は嫌われているらしい。なんでも、妻子がいるにもかかわらず色んな女性と浮気をし、その度にセックススキャンダルが発覚するからだという。
そこで、「個人としてのジャッキー・チェンのふるまいは確かに良くないかもしれないけど、それでもアクションスターとしてのジャッキーはレジェンド的存在でしょ?それでも嫌いなの?」と尋ねてみるが、それでも「うーん・・・やっぱり嫌い。」とみんな苦い顔をするのである。解せないなぁ~と思うのだが、その辺りはやはり家族を大事にする中華系民族的価値観の表れなのかな?と考えることにしていたのだが、先日やっとジャッキーが嫌われている本当の理由がわかった。

How Jackie Chan Became The Most Hated Celeb On The Chinese Internet
http://www.buzzfeed.com/kevintang/jackie-chan-offends-chinese-netizen

要は政治的理由だったのである。この記事を読むとよくわかるが、どうやら中国本土では、ジャッキー・チェンは「五毛(英語では"five pence")」と呼ばれているようだ。五毛とはお金のことだが、一般人を装い、政府や自治体からお金を貰ってインターネット上で政府を擁護・賞賛したりプロパガンダを広める意図の書き込みを行う人を指すようで、その報酬が一件五毛(10毛=1元=0.5元)であることに由来しているそうだ。中国政府の情報統制の一つで、ネット評論員、世論誘導員とも呼ばれているとのこと。

五毛については、このあたりが詳しい。

五毛ーー中国ネット上の不思議な政府の飼い犬
http://blog.livedoor.jp/alexwangyang/archives/51656516.html

ネット用語から読み解く中国(11)「五毛党」(続)
http://www.toho-shoten.co.jp/chinanet/cn201106.html

記事によると、ジャッキー・チェンは故郷の香港について、「今やデモだらけの街と化した」と発言したり、中国本土については「自由を許しすぎると香港や台湾のような酷い有様になってしまう。中国市民は統制下に置かれるべきだ」と発言しているようだ。こんなこと連発してたらそりゃまぁ嫌われるよなぁ・・・wこの記事を読んで日本でもたまーに(本当にたまに)ジャッキーの日本に関する政治的発言が話題になるのを思い出した。
・・・確かに、わざわざ自分のイメージが悪くなるようなことを国外(日本)にジャッキー自ら広めるわけないよなぁ。だから、ジャッキー・チェンは日本ではいつまでもカッコイイ、レジェンドのままなのだ。

それにしてもやはり、中国という国(そしてその文化圏)は非常に面白い。こんなことを言うと現地の人々の反感を買うかもしれないが、こうした事実を客観的な現象として傍観するのは非常に興味深い。

ネット用語から読み解く中国(11)「五毛党」(続)では中国のある芸術家が実際に五毛党として活動している男性に行ったインタビューの日本語訳を掲載しているが、その内容は示唆に富んでいる。

問:典型的な“世論誘導”のプロセスを教えてほしい。

答:典型的なものはない。あまりにも数が多いから。例を挙れば、例えばガソリン値上げで、次のような通知を受ける。「ネットユーザーの感情を落ち着かせ、大衆の注意力を転移させよ」などだ。翌日ニュースが出れば、ネットでは国や石油会社を罵る書き込みばかりだろう。そこで我々が登場する。石油や不動産の値上げに対しては、我々は焦点を曖昧にし、人々の注意力を転移させる。
成功した例を紹介しよう。人々が値上げに対して政府や石油会社を罵っている時、私はあるIDで「どんどん値上がりすればいいじゃないか。どうでもいい、どうせあなたたち貧乏人は車なんて乗れないんだ。これで、道路は金持ちだけのものになる」などと書き込んだ。ネットユーザーを怒らせるのが目的だ。大衆の石油価格への怒りが自分に向かうようにした。これは本当に効果があった。自分もIDを変えて自分を罵り、多くの人が注目するようになり、自分を攻撃する人がどんどん増えた。こうして徐々にニュースコメントのページが自分の発言で埋め尽くされるようになり、人々が論ずる内容が石油価格から自分の発言へと変化、こうして目的を達したのだ。

問:ほかのやり方は?

答:いろいろなやり方がある。言うなれば人の心理を弄ぶ感じだ。現在のネット市民は、以前と比べて思想的にも進歩している。以前は何が起きても、マイナスの情報は伝わるのが早く、人々は信じていたが、現在はこれはヤラセではないか、と疑うような人が多くなった。

問:この仕事は中国の世論誘導にどの程度の役割を果たしているか?

答:役割は小さくないと思う。正直なところ、中国の大部分のネット市民は馬鹿だ。誘導してやらないとデマを信じるようになる。今回の塩事件がいい例だ。

中国のメディア関係者と交流する際、しばしば彼らが口にだすのは、「日本のメディアはなぜ、世論をあおるだけで、もっと世論を正しい方向に導こうとしないのか」ということだ。民衆は導かれるべきものであり、メディアはその手段なのだ、という意識が中国のメディア関係者には根強く残っているようだ。ネット評論員=五毛党もいわばその延長線上にあり、それゆえ、前述のような発言が出てくるのだろう。

世論に良い悪いがあるのかという疑問は別として、五毛党による世論誘導には、経済や社会の混乱を防ぎ安定を保つという、政府の直接的な利害を抜きにした狙いもあるというのが興味深い。その意味では、世論の誘導には「功罪」と呼ぶべき側面があるのかもしれない。

日本でも、数年前にステルスマーケティング(通称ステマ)と呼ばれるマーケティング手法が悪質だとして話題になった。レストランや出会い系サイト、オークションサイトなどの経営者が金を支払い、レストラン評価サイトやブログなどで一般利用客を装って都合の良い感想コメントを書いてもらい、それを読んだ人が利用したくなるように仕向けるというものだ。それが政治に関連した内容かどうかというだけの違いでしかないという見方をすれば、日本にも中国の五毛党と同種の人間が多く存在すると言えるだろう。しかも、日本の場合は、五毛党のように政府による中央集権的な誘導ではなく、個々の一般企業が分散的にこうしたマーケティングを行っているため、五毛党による書き込み以上に見ぬくのが難しいと言える。インタビューの中で、五毛党は「中国の大部分のネット市民は馬鹿だ」と発言しているが、日本人がそれと同種のステマを見抜けているかどうかは非常に怪しい。実際、「利用する人たちは情報源を確認せずにデマを信じて拡散する馬鹿の集まりだ」という意味合いで、ツイッターを「バカッター」と揶揄する人たちがいる。五毛という中国特有の現象から我々が学べることがあるだろう。


それにしても、ジャッキー・チェンは本当に五毛党なのだろうか。上に挙げた記事ではそれは言及されていないが・・・。

中国では嫌われ者かもしれないけど、それでも俺は好きだよ、ジャッキー!

2013/07/04

台湾人が異常に優しいんですが一体何なんでしょうかこれは

ここ最近台湾人と接する機会が多いのだけど、彼らはみんな超フレンドリー。フレンドリー過ぎて驚きます。
何か裏があるんじゃないの?と思ってしまうぐらい。今日はそんな台湾人のナイスっぷりを紹介。

出会って二日目なのにこんな書き置きを残してくれました。優しいですね。ホロリ。

別れの際にはわざわざ手紙をくれた。読めねえええええ。


あと、この動画を見て台湾人が好きになりました。

台湾人は親日・・・という話は日本でもよく聞くけど、実際に接してみるとやっぱりそうなのかなーと感じる。向こうでは日本語オンリーのテレビチャンネルがいくつかあって、ちびまる子ちゃんやら名探偵コナンやらを放送してるみたい。日本の商品も沢山ある様子。少年ジャンプもあるんだって。
なぜか「宝島少年」になっている

これは台湾人だけでなく、香港人、そして中国本土出身の人達にも共通して見られることなのだけど、彼ら中華系民族はみな友情に厚い。滞在先のホステルで彼らの夕食を観察していると、毎晩家族のようにみんなで集まって楽しそうに食卓を囲んでいて、観察した限りでは、一人で食事を摂ることを好む人は彼らの中には見たことがない。少子化によって核家族化した社会で孤食をして育つことの多い日本人との違いがよく見える。

表面的には中華系民族のこの情の厚さは素晴らしいなーと思う一方で、日本よりコミュニティ内の同調圧力が強いのではないかとも思う。これは完全な憶測でしかないのだけど、孤食で育つ日本人は個人主義的なふるまいに対して比較的寛容なのではないかと思う。一人で食事を摂っている自分が他人から悪く思われていないかを過度に気にする「ランチメイト症候群」なんて言葉があるけど、それはあくまで望まずに孤立してしまった側が帰属意識を求めるパターンで、自ら孤立することを能動的に選んだ人に対して「あいつは一人で飯を食って一体何なんだ」と文句をいう人の話は聞いたことがない。もちろん、日本にも「出る杭は打たれる」だとか、「空気を読む」と言った風にグループに所属しない個人を叩くような全体主義重視の価値観はあるのだけど、少なくとも食事ごときで個人を非難することはないと思う。じゃあ台湾人、香港人、あるいは中国本土の人がそういう真似をしているのを見たことがあるのか?と聞かれるとそれもないんだけど。じゃあ何なんだよ、と言うと、そういうほんの僅かな差でしかないのかもしれないけど、個人主義に対する寛容性は、比較的日本人のほうが大きく、彼ら中華系民族の社会では、日本よりは「空気を読め」感、いわゆるピア・プレッシャーが強いのではないか・・・ということを、彼らの食事の風景から垣間見える帰属意識を観察していて感じた、ということ。

このことを友人に話したところ、台湾や香港、中国は、実社会はどうあれ、個々人の意識レベルについてはまだポストモダン社会に到達していないのではないか?と意見をくれた。

東浩紀は、ポストモダン社会についてこう述べている。
近代社会は、インフラと価値観の統合を理想とした。たとえば、日本国家に属する人間は、日本人とし ての文化や規範意識を身につけるべきものだとされてきた。それに対して、ポストモダン社会は、誰もが利用可能な必要最低限の共通サービスの上に、市民それ ぞれが自分の好みで選べる多様なコミュニティ・サービスが乗る、という二層構造を理想としている。日本人だからといって、特定のライフスタイルを強制され ることはない。

もし仮に、台湾や香港、中国の社会に生きる人々が、友人の言う通り、個人レベルにおいて依然としてポストモダン的思想に到達できていないとするならば、伝統的、大家族的なコミュニティへの帰属を重視するという価値観は、全体性を重視するモダン社会的思想と一致するし、その帰結として、日本社会よりもピア・プレッシャーが強いだろうという俺の予想も当たらずといえども遠からず、と言えるのではないだろうか。まぁここらへんは完全なる憶測なのであまり深くツッコまないでいただきたいのだがw

ともあれ、彼らの人懐っこさには素直に驚かされるし、なんだか高校ノリっぽいような彼らの性格に感動を覚えましたとさ。たくさん台湾人の友人ができたし、いつか台湾に行かないとなー。



タイミングよくこんな記事を発見したので紹介。これは見たい。

『台湾アイデンティティー』監督に訊く、台湾の「日本語世代」と考える日台関係
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/130702/wir13070211140000-n1.htm

2013/03/29

香港人&台湾人の暇つぶし


韓国人の花札を目撃したのはつい数日前なのだが、実はそれよりもっと前、今のホステルに来て二日目ぐらいに目撃したのが彼らの麻雀だったwまさかオーストラリアで麻雀牌を見るなんて・・・と最初はビビった。花札以上にビビったwていうかお前らどこで一式ゲットしたんだよ・・・まさかわざわざ自分の国から持ってきたのか?と聞いてみたらパースで$80(¥8,000ぐらい)で購入したそう。結構な金額だと思うんだけどw

麻雀を知ったのは小学校高学年の頃に読み始めた「勝負師伝説 哲也」だったのだが、この漫画のせいで麻雀はイカサマをするのが普通のゲームだと長いこと思っていたwこの漫画を読んで知っている程度だから、役や牌の名前その他(ポン・チー・カン)を単語として知っているだけで、具体的なルールは全く知らない。楽しいゲームなのは間違いないはずだから、ルールを覚えて挑戦してみたいのだけど・・・。麻雀をやる友人は周囲に全くいなかったために覚えるきっかけが全く無かった。おかげで韓国式花札の時と違って、彼らの麻雀を眺めていても日本のルールとどんな違いがあるのか皆目見当がつかない。うーん残念。本気出せばネットゲームで勉強できそうではあるけどw

囲碁・将棋もそうだけど、頭を使う卓上ゲームは判断能力を磨く良い訓練になるだろうな~。大局観と呼ばれるこの直感的思考能力は人生に役立つといっても過言ではないはず。


楽しそうだなーいいなー。ルールを覚えていつか鷲巣麻雀をやるのが俺の夢の一つw

そう言えば、沖縄にはツバメ返しができる凄腕の雀士がいるので紹介しておく。

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